ばね指(バネ指)の改善例
性別 男
症状 ばね指(左右)
けんしょう炎が進んでばね指になったとの事で消炎薬とレーザー照射治療を受けたが改善できず。
こちらに通院して2回目で右指が改善、3回目で左指か改善し、痛みもなくなりました。
また、腰痛の状態もよくなり、体の中心部から整える事で自己治癒力の向上を実感できました。
ありがとうございました。
★院長コメント★
久しぶりの症例です。
今回は「ばね指」
ばね指とは?ー日本整形外科学会より引用ー
指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるものです。丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。
この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。 その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。 これを“ばね指”と呼んでいます。
症状
指の付け根で屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると、“腱鞘炎”になり腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。 朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくありません。 進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、さらに悪化すると指が動かない状態になります。
治療
保存的療法としては、局所の安静(シーネ固定も含む)や投薬、腱鞘内ステロイド注射(特にトリアムシノロンは有効)などがあります。この注射は有効で、おおむね3ヵ月以上は無症状なことが多いですが、再発することも少なくありません。改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘切開手術(腱鞘切開)を行います。切開するのは腱鞘の一部だけです。小さな傷で済みます
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と、いうことです。
当院に来院されたばね指の症状の方は手術を勧められたが、したくないから来院した、
また腱鞘切開手術をしたのに治らない、または隣の指にばね指の症状が出てきたという方が多いです。
そこで病院勤務時代の頃、私は疑問に感じました。
「なぜ手術をしたのに別の指に移るのだろう・・」
「なぜ手術をしたのにまた痛みが出るのだろう」
「そもそもなぜ、ばね指の症状が出る人がいるのだろう」
そこで、解剖学に基づき試行錯誤した結果、ばね指の原因が分かりました。
そして誰もやっていない特別な治療を行うと、みるみるうちに当院に来られるばね指の方が治りだしました。
この治療を施せば、救われる方が増えると確信しました。