読み直すと・・


2022.08.21ブログ

参議院議員のガーシーの暴露本を読んだ感想を前回書きましたが、本当に中身がなかったのか確かめたかったので、もう一度読んでみました。

ガーシーという人について簡単に書きますが、

27年間、芸能界のいろんなタレントのプライベートに関わっており、男性と女性をくっつけたりする「アテンダー」という事をしてきました。本業はバーの経営やアパレル経営でした。

ギャンブルにはまり込み、資金の底を尽きた時に、知り合い達に「BTSに合わせる」と約束し資金を集め、それでギャンブルをして溶かしてしまい、詐欺罪にあたる為、身を隠していました。

あるYouTuberがそれを暴露し、犯人引き渡し条約がないドバイに逃げ込みますが、その状況に心配してくれる友人達がほとんどいなかった事で、

 

「今まで世話をしたり尻拭いをしてきたのに、ピンチになった時には知らんぷりをタレント達にされた」事を腹いせに、今までのアテンドした過去の暴露をYouTubeでしたところ、あっという間に登録者が100万人を超え、参議院議員に立候補したところ当選してしまった、という流れです。

その暴露本を読み返しました。

読み返すと、2回目って全然見方が変わりました。

特に気になったのが、「忖度」と「恩義」の違いについてです。

売れないタレントがレギュラー番組欲しさにプロデューサーに自分の意思を殺してオベンチャラ使うのが忖度、

お世話になった人が、どんな落ち目になったり事件を起こしたとしてもその人のそばにいて味方でいる事や、それに伴った行動が恩義、ということです。

このガーシーが、YouTubeで執拗に綾野剛さんや新田真剣佑を叩いて暴露しているのは、

さんざん彼らが問題を起こした時に尻拭いをしたにも関わらず、ガーシーがピンチになった時に連絡もせずに裏で悪口を言ったり切り捨てたりした事が原因だそうです。

芸能界でも恩義を感じずに生きている人にはそれ相応の報いが待っていると書いてありましたが、

これは私も何度か同じ経験をしています。

数年前ですが、とある医療機器メーカーに、東京で自分達の機械を使っているユーザーに手技と機械を使ったセミナーを無料で数回やってほしいと言われてその方達のために何度も足を運び、セミナーをやりました。

私もちゃんとセミナーをやりたかったので、その後は有料で講座日程を作ってほしいと約束しました。

そして相手は「自分の会社の医療機器ももっと売って欲しい」と依頼されたので、頑張ってたくさん売れました。

その後も全然セミナー団体を作る気配も計画も伝えてくれなかったので、「まだですか?」と聞くと、

突然手のひらを返された言動をされてその後は決裂したんですね。

それから数年して、やはりその業者の方の人生は良くない方向に行っていると聞き、

「やはり恩義に対して、不義理で返す事を自分なりの理由を立てて貫いたところで、それ相応の報いというのは受けるんだな」というのが分かったんですね。

ていう経験が、私何度もありまして、これは私が人を信じやすい性格で、信じている時というのはスキだらけなので、相手がそこを突いてくるということですね。

 

なので、この恩義というものを仇で返すと、

すぐではなく数年後に必ず何かしらの形で精算しなければいけない時期が来ると知ったのが、やっぱりどの世界でもそうかというのが読んでみての感想でした。

とりあえずこの本を読んでみてほしいですね、感想を聞かせてください。

 

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