父を偲ぶ会
2024.01.28ブログ
父と親交のあった方々が、「父を偲ぶ会」を開いてくださり参加してきました。
一人一人、自分の知らなかった父の話を聞いたり、父は「自分とは格が違う」人間だったなと再確認させられました。
経営者としては、北陸3県内で24教室展開。
特にプライベートでのイベント事において積極的に幹事をたくさんしてきて、その会の完成度の高さは毎回すごいものでした。
事前の打ち合わせから、周りの根回しの段取りの良さ、完璧に仕事をこなす姿は圧巻でした。
絵も書けば上手に書き、字を書けば師範代で、経営者引退後は習字教室を17年間従事していました。
子供も私含めて4人も育て、海外のホームステイを受け入れて合計50人は訪れ、私の幼少時代は、常に海外の方が同居している状態でした。
引退後も不動産収入が毎月入ってきた為、老後の心配も無し。
そもそも持っている能力のレベルが違うので、
「憧れを持つ」という言葉すら恐れ多い父でした。
陸上で例えるなら「十種競技の王者」のような感じでしょうか。
そんな父を、3年半前に母を亡くした後、
「絶対に父を寂しい想いにさせてはいけない」と思い、私の家族で、休みの日にはいろんなところに一緒に連れて行きました。
3ヶ月前、父は転んで頭を打って突然亡くなりましたが、
私としては、「母が亡くなってからの3年間、親孝行をやりきった!!」と思えたので、意外とスッキリした気持ちでいました。
私もおかげさまで忙しくさせていただいているのもあり、思い出す時間が無いほどの日々を送っていましたが、
今回このような会を開いてくださり、父の事を振り返る時間があった事で、溜まっていた悲しみや寂しさの感情が溢れて追いつかないくらい、
ドーーンと一気に出ました。
と同時に、
「良い父親に育ててもらったんだな」と感謝の気持ちが改めて湧き出てきました。
生前、私の仕事後は、決まって整体院の3階に住む父のところへ行き、「今日はこうだった」
「今こういう状態なんだけど、どうすればいいかな」など、経営者として父に報告、相談の日々でした。
これが、今は相談できない状態なので、
「こういう時、父だったらこう言うだろうな」と、思い出しながらの3ヶ月間でした。
しかし、今は自分が島野家の主なので、
島野家に生まれた事を誇りに思って、また明日から頑張ります。
今週は、いよいよ5ヶ月間に渡るセミナーが始まるので、謙虚な気持ちを忘れずに頑張ります!
父と釣り
亡き母と
習字教室での一コマ
普段、診療後に3階へ上がり、仕事の相談や話を聞いてもらっていた一コマ
※執筆中の本には、「父が教えてくれた言葉」を書いていこうと思ってます。