第2話 きっかけは金丸君


2022.10.01ブログ

院内の待合室にある「金沢情報」の表紙に使っていただいてインタビューを受けた時にも答えた内容なのですが、

 

とにかく私は中学校時代なんてひどいもので、

誰に対しても強がって、いきがって生きてきました。

中学校2年の時、もともとあんまり好きじゃ無いなーと思っていた隣のクラスの金丸君と

帰り道に喧嘩になり、金丸君は自分よりも背が小さく、サッカーの中田英寿みたいな顔をしていたので

「こんなやつに負けないだろう」と思って捕まえようとしました。

彼は腕っぷしが思いの外強く、ねじ伏せられて、負けてしまいました。

どうしても悔しかった私は、

「くそっ、あいつを絶対仕返ししてやる、しかし腕っぷしでは敵わない、どうすれば・・」と考えた末、当時竪町にあったラブロの3階にある島村楽器にメリケンサックが売ってるという情報を聞き、

「これを拳にはめて殴れば勝てるだろう」と思い、休みの日に買いに行きました。

そして、メリケンサックを実際はめて見て

「んー!これなら勝てる!」と勝利を確信しました、が・・

 

同時に、

「あれ、・・俺なにやってんの、ダサくね?」

と、虚しさが顔を出し、買うのをやめて帰ってきました。

時が経ち、中学校を卒業。

まだ私の執念深さは残っており、

「いつか金丸をぶっ倒してやる・・」

と決めていました。

なぜ執念深いかというと、

金丸は中3の時にすでに親の都合で福岡県に転向していたからです。

そんなもう会う予定のないやつに、

「いつか・・」と思うなんて、よっぽど悔しかったんでしょうね・・

いつか、どこかで会った時には、

「あの時の悔しさをー!!」と襲いかかる気持ちでいたので、高校に入学したら金丸を倒せる格闘技を始めようと決めていました。

まず見学に行った先は、

金沢市内にある「カシミボクシングジム」でした。

「やっぱりボクシングでしょ」とワクワクしながらジム生がサンドバッグをバンバン打ってるのを見て、「かっけー!!」と目を輝かせました。

見学中に、カシミ会長から、

「視力が悪いと試合に出られない」と言われ、

残念ながら私の視力は高校入学時にすでに

片目で0.03ほどだったので、

「試合にも出られないのにどうやってモチベーションを保つんだ、

それでは気持ちが入らない→金丸を倒せない」

となり、あえなくボクシングは断念。

そして、またしばらく月日が経ち、

たまたま家の近所に貼られていた、

「地上最強の極真空手入会募集!場所は諸江小学校一階体育館」の張り紙がありました。

「諸江なら近い、これだ!」と思いました。

 

※柔道も念の為高校入学時にやってましたが、これはのちのち今の資格を取る為の専門学校特に柔道初段があれば合格しやすいという事だったので、一応通っていました。

しかし、それで金丸に勝とうなんて思いはありませんでした。柔道で勝つイメージが湧かなかったからです。

つづく

 

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