靖国神社参拝
2024.08.15ブログ
東京出張で、2時間ほど時間が空いたので、
靖国神社に参拝に行ってきました。
学生時代は、授業はほとんど白目をむいて聞いてなかったので、
歴史は詳しくありません。
Netflixで、WW2(第二次世界大戦)の作品をみる限り、こういう背景だったのかなぁという感じはあります。
まず、地下鉄の九段下駅を出てしばらく歩くと、巨大な鳥居が出てきます。
そして、中を歩いてみると、いろいろあります。
1940年以降に戦争で亡くなった方が眠っているイメージでしたが、
坂本龍馬などの時代から国を良くしようと動いて亡くなった方も祀られているようです。
西郷隆盛はここにはいないそうです。
犬や馬も祀られてました。
この時期、特攻隊ばかりがクローズアップされてるイメージですが、もし今の時代に戦争が起きてて、特攻隊として志願募集されていたら、
私は行くだろうか、と心に聞いてみました。
答えは「ノー」でした。
理由は、同じような経験を過去にした事があるからです。
14年前の極真空手の全日本大会に石川代表で出場した際、一回戦の相手が、なぜか世界二位のロシア人でした。
全日本大会なのに、なんで外国人!
大会1ヶ月前にその対戦相手を知らされて、震えました。
レチ・クルバノフ(ロシアの核弾頭」の異名をもった選手です。
https://youtu.be/Zdh5ArGr4R4?si=0RxR4b2r-s-61z_G
世界大会の準々決勝、準決勝共にKOして勝ち上がり、決勝はブラジルのエウェルトン・テイシェイラ(後にk-1で活躍する選手で、第10回の極真世界王者)と再再延長まだもつれ込む戦いを繰り広げた選手です。
そんな世界トップレベルの選手相手にKOしてたら、
田舎のチャンピオンレベルの私は、一体どんな目に遭わされるのだろう、恐怖で1ヶ月間眠れませんでした。
そして、試合当日、場所は千駄ヶ谷にある東京体育館。
Dブロックなので、試合までかなり時間がありましたが、いよいよ呼ばれ、試合会場へ。
向かう途中、緊張と恐怖で廊下でゲボを吐きました。
いよいよ試合が近づいてきた、もう逃げられない。
周りを見渡すと何千人かの客がいる。
「あ、長嶋一茂もいる・・こんなところで公開処刑か・・」
前の試合が終わり、いよいよ、
「ゼッケン103番、島野啓士!
ゼッケン104番、レチ・クルバノフ!」
「押忍!」と叫びながら、足は震えている。
審判「構えて!・・始め!!」
太鼓の音がドーン!と鳴る。
それはそれは、レチのバトルオーラは凄まじく、、放っている覇気、これは近づけない・・
心の声「・・いや、やっぱり近づけない!!」
それでもこの得意の後ろ回し蹴りを、「出すぞ、出すぞ」というそぶりを見せて近づいてくるレチ。
「行け!自分行け!
いや・・、やっぱり近づけない!!
何となく逃げ回って、この1分半後に、ボディブローを食らってKO負け」
この試合直後に、「自分は特攻精神を持てなかった」と感じました。
あまりの戦力の違いに、無謀すぎる戦いでした。
特攻精神って、本当に普通の感覚じゃ怖すぎて行けないので、「何かの為」だったり、自分以外の事でじゃ無いと難しいと考えてます。
しっかりと手を合わせて、日本国の為に命をかけてくださりありがとうございました、と伝えてきました。