真の強さからしか・・
2017.05.27お知らせ
最近、日々を通して『真の強さからしか、真の優しさは生まれない』と感じる事が多いです。
私は素手素足で殴り蹴り合う競技で有名な極真空手を10年ほどやりました。
各県の大会を優勝し、全日本大会にも何度も出場しました。
続けながらも『本当の強さ』ってなんだろうって、ずっと考えてました。
身体は強くなり精神的にも鍛えられましたが、それがずっと引っかかってました。
選手を引退して、スポーツトレーナーになり施術家になり、いろんな方を施術していますが、最初の頃は全然痛みを取ることができず、本当に苦労しました。
その症状をなんとかして取れるように勉強をたくさんしました。
そして、たくさん勉強した分、患者さんの身体も変わるようになってきました。
難しい症例ほど、自分が苦労して勉強し続けた時間が比例しているんじゃないか・・?と感じるようになりました。
自分の技術が上がれば上がるほど、その患者さんの身体がどうなっているか分かるようになります。
となると、その患者さんがどれだけつらい思いをしているか身体を触れる事によって共感できるようになりました。
うわべだけの、『つらかったですね〜』なんて言葉は吐かなくなります。
自分に正直に真面目に勉強してきたからこそ、優しく向き合えるのだ、と思います。
自分のレベルを高めることが、『真の強さ』をもとめることであり、その分、真の優しさを与える事ができるのでは、と感じます。
引き続き、日々勉強です。
H29.5/26