乳癌の手術の影響で起きた五十肩の改善例
2018.05.31クチコミ
性別 女
症状 五十肩(左)
昨年末から痛みがあり、だんだん腕が上がらなくなりました。
以前、右肩も同じような症状で放っておいたら1年以上、治らなかったので、今回は早めに受診しました。
治療は最初の頃は痛みが強く、大変でしたが、3ヶ月程通うと、ほとんど痛みもなくなってきました。
今、治療始めて、約5ヶ月ほどですが、腕もだいぶ上がるようになりました。
★院長コメント★
今回は術後の影響で起きた五十肩の改善例です。
この方は乳癌の手術の既往歴があり初診の肩の動きはほとんど固まって動かせられない状態でした。
身体を評価して見ると、上がらない肩側の肋骨が硬い、問診票を見てみると、乳癌術後の既往歴が。
という事で、この肩をどうにかする前にこの部分をやらなくてはという事で、術後の手術痕の部分の癒着を外す治療を行いました。
かなり強烈な癒着だった為、数ヶ月かかりましたが、無事に日常生活に問題ないところまで回復しました。
肩を動かす時は、肋骨も一緒に動きます。肋骨が固まると肩は動かしづらくなります。
肩だけを見ててはいけません。
肩だけ見てマッサージしたり、無理やり挙げるようなことをしてもいけません。
「肩が挙がらない原因を起こしているところを見つける作業」が、まず一番最初に大事になります。