うっ血性心不全による呼吸困難の声
性別 女性
症状 うっ血性心不全(心房細動による)
H.30.3.5 心房細動でうっ血性心不全呼吸困難病院受診
1回目、カテーテル アブレーション手術、電気ショック
2回目 カテーテル アブレーション手術で脈がひどくペースメーカー埋込手術(令和元年6月21日)
3回目 カテーテル手術(令和3年7月9日)頻脈125以上が続き毎日、103以上の不整脈となり、バランス整骨院通院を週2回受ける。
2ヶ月続いた現在(令和3年10月31日)不整脈は100から105以下と呼吸困難もなくなり、まわりからは顔色もよく元気そうで病人らしくないと言われています。
★コメント★
今回は、うっ血性心不全による呼吸困難の改善例です。
この方は、初診時、問診をする際のやりとりも、とにかく呼吸が苦しそうで、
「あ、とりあえず施術しましょう」
と、伝えたのを覚えています。
最初診た時、
「これはやっかいだな・・」と思った点が一つ。
それは、アブレーションをしていた事です。
私のような、全身を診て問題のあるところを施術するスタイルにとっては、血管を手術すると、
どうなるかというと・・
全身の血管が手術した部分に緊張が集約する為、
非常に身体の評価がブレて、正確に診にくくなります。
正確な評価をするから、問題のあるところを確実に捉える事ができますが、今回は困りました。
なので、毎回アブレーションした部分の、膜の緊張を細心の注意を払いながら取り除き、それを終えてから評価して施術、という流れでした。
脈の速さをどうこうするよりも、まずは呼吸しやすい環境を作ろう!という計画でした。
この方は横隔膜が超超硬かったのが印象的でした。
横隔膜と、心臓は靭帯で繋がっているので、
心臓周りの手術で、心臓が硬くなると、当然靭帯を介して横隔膜も硬くなります。
息を吸う時、横隔膜は下に下がりますが、硬いと下がりにくくなります。
すると、心臓が頑張らないといけない悪循環の環境になるので
横隔膜を施術して、柔らかくした上で、心臓の負担を減らしました。
次に、心臓は、左右の肺に包まれているので、心臓と左右の肺のスペースを広げて、心臓が動きやすい環境を作りました。
すると、呼吸が楽にできるようになりました。
そして、今日現在、この方は、さらに脈も安定し、大変喜んでいます。
どんな難しい病気も、必ず原因があります。
その、そもそもの原因を見つけ出し、施術することにより、
常識の向こう側にあるような現象が起きます。
世の中の悩んでいる人が1人でも多く救われますよう、
発信していきます。